一歩ずつ、一歩ずつ

中途失明しても問題なく生きていくための準備をつづっています。

【動画鑑賞】"障害"とは?

今回は視覚障害ではなく、障害全般の話です。

昨日の記事「【ラジオ鑑賞】又吉直樹、目の見えない白鳥さんと写真美術館に行ってみた」を書きながら、「障害とは?」と考えていたところに、ちょうどでてきた動画があった。

動画は、現在は画家として活動する少年の、小6〜17歳までを追ったドキュメンタリー。絵が得意で識字障害のある少年が、あるゼミに参加して、障害について考えていく。

18:20に登場する「サイバスロン (CYBATHLON)」は、障害を先端技術で克服することを競う国際競技。会場も盛り上がるしすごく明るく楽しいものなのに、実はそこには障害に対する危険な考えが潜んでいるという。障害者差別の象徴的な出来事だったアウシュビッツでの障害者虐殺と比べながら、その危険な考えとは何かが掘り下げられていく。

 

しかし、動画タイトルの「突き抜けた才能」という書き方は、内容と照らし合わせてどうなのだろう、途中に「スティグマ」という言葉が出てきて、まさにその問題を扱っているように思うのだけれど。とはいえ、言葉にすることは多かれ少なかれスティグマを押すことにつながるから、あまり気にしていると何も話せなくなってしまう。言葉の聞き手側には、言葉に込められたスティグマを外す技術が必要なのかもしれない。